20140531

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 1、Bahia com H
『バイーア・コン・アガ』
by Denis Brian 

お願いです お願いです 
私の神様 
お助け下さい お助け下さい 
この若者を 

恋焦がれるのは 
素晴らしきバイーア 
その秘密を解き明かし 
私は「バイアーノ」になりたいのです  

お許しください
バイーアをひとくちだけ味わうことを 
バイーアを奪うことはしません 
だからお情けを 

詩人は讃えました
この上なき美しき大地と
遥か昔 バイーアに 
「H」を綴ったその時から 

2、Aquarela do Brasil
『ブラジルの水彩画』 
by Ary Barroso

ブラジル 
我がブラジル 
ブラジル人の大地

混血の眩い国 
おまえに私たちの詩を捧げる
ブラジル 
サンバがくれた 
身体を震わすスイング 

ああブラジル 愛する国よ
われらが主の土地
過去のカーテンを開け
サンバの母なる黒人女を
セハードの草原から連れてこよう
コンゴノコンガードの王を決めるんだ

吟遊詩人よ また歌っておくれ
メランコリックな月の光に 
その愛の歌すべてを 

3、Meditação
『メディテーション』
by Newton Mendonça-Tom Jobim 

愛と微笑と花を
信じる人は
夢の中を生きる人
やがて平和を失うよ
だって、愛と微笑と花は
はかなく姿を変えてしまうものだから 

心の中に
すべてを失った悲しみを
宿した人は 

孤独の中
彷徨い歩き続ける
幸福を信じられずに

泣いて泣きぬれて
涙も枯れてしまうだろう

でも最後には
愛と微笑と花の世界に戻って
全てを理解することになる

なぜならその心の痛みこそが
愛の道を示し
悲しみを終わらせてくれるから

4、Falsa baiana
『偽のバイーア娘』
by Geraldo Pereira

バイーア娘だと名乗る子が
サンバにやってきたよ
でも、ただ突っ立って
何も歌わず踊らず考えず
男の子を虜にする方法も知らないなんて

本物のバイーア娘っていうのは
とにかく
動いてグルーブして
お尻を振るんだ
男の子がよだれをたらすほどね

偽モノのバイーア娘がサンバを踊っても
誰も相手にしてくれないし
誰も手を叩かないし
誰も踊りの輪の中に入れてくれない
誰も「オバ!」って叫ばない
ああ神よバイーア万歳!

やっぱり僕たち男が好きなのは
頭からつま先まで体をくねらせ
瞳を輝かせて
「私は聖サルバドールの子なのよ!」って
叫ぶバイーア娘なのさ

5、 s Wonderful
『ス・ワンダフル』
by George e Ira Gershwin
素敵だよ 素晴らしいじゃない
君が僕のことを好きだなんて 

怖いほどしあわせ 天国にいる気分さ
どれほど待っていたことか

僕の人生を魅力で満たしたのは君
恋に堕ちた僕を責めないで 

素敵だよ 素晴らしいじゃない
君が僕のことを好きだなんて 

6、Estate
『エスターテ』
by Bruno Martino - Bruno Brighetti 

それは失ったキスのように熱く
過ぎ去った恋が心に満ちあふれる
僕の心は忘れ去ろうとしているのに 

太陽は私を日々焦がし
息をのむような夕暮れの色を描き上げる
でも今は残酷に燃え上がっているだけ 

やがてまた冬がやってくるだろう
幾千の薔薇の花びらは落ち
雪がすべてを覆い隠す
そして束の間の平和が戻る 

それはすべての花に香水を吹きかけ
また僕らふたりに恋をさせる
恋の痛みで私は死にそう

7、Tin Tin Por Tin Tin
『チン・チン・ポル・チン・チン』
by G. Jacques - Haroldo Barbosa 

返してよ 返してよ
約束したでしょ 可愛いこちゃん
僕の指輪 返してくれたら 君の指輪だって返すよ

「愛は永遠」なんて 書いたバカな手紙も返してね
そしたら本当のことを全部書いた手紙を送るよ 君に乾杯さ!

返してよ 返してよ
僕のものだよ 可愛いこちゃん
僕の写真なんか返して ほかの男のを替わりに置いて
僕という王様は死んじまって
新しい王様に幸あれだ! 

僕は傷ついたり泣いたりしないぞ
こんなの慣れっこさ

8、Besame Mucho 
『ベサメ・ムーチョ』
by C. Velazquez 

キスして 
キスしてたくさん
今夜が
最後の夜だと思って 

キスして 
キスしてたくさん
とても怖いんだ 君を失うのが

近くに君を感じ見つめたい
君の瞳に
僕が映るくらいに

多分明日は
遠く離れてしまう
君からとても遠くに

キスして 
キスしてたくさん
とても怖いんだ 君を失うのが

 9、Wave
『ウェイブ』
by Tom Jobim 

教えてあげる 
目では見えなくて
心でしか理解できないものを

大切なのは もちろん愛 
一人では幸せにはなれないよ 

海とか諸々 
言葉では説明できない
そういう美しいものを
すべて君に捧げたいんだ
大切なのは もちろん愛
一人では幸せにはなれないよ
君とは街で出会ったね
次は波止場で会って
時は永遠になった
今ならよく分かるんだ
海に立ち上がる波と
空の数えきれない
星を見てると
愛は突然にやってくる
夜がふたりを
包みこむ頃に

10、Caminhos cruzados
『十字路』
N. Mendonça-Tom Jobim 

苦しむことに
疲れ果ててしまったハートが 

もうひとつの 
疲れ果てたハートに出会う、、、

それは
愛は思いがけず 
やってくるものだと知る瞬間

もし誰かが
誰か他の人を恋しく想い
その人が気づいてくれなくても
新しい愛の到着を待とう
あとで泣くことがあろうとも

なんて愚かだったのだろう
理性的であろうと努力した私
愛とか恋とかって
言葉で説明するものじゃない
さあおいで、ふたりでやってみよう 

新しい愛だけが 
寂しさから救ってくれるんだ

11、Triste
『トリスチ』
by Tom Jobim 

悲しみは孤独の中に生きている
欲情の残酷な痛みの中に生きている
悲しみは誰も幻想に生きることはできないと知ること
幻想なんて存在しないし 何も与えてくれない
夢は醒めてしまう定め

君の美しさは飛行機の如く遠きにあり
哀れな僕の心には届かない
通り過ぎてゆく君を見ていると
自分がみじめになるだけ
悲しみは孤独の中に生きている

12、Retrato em branco e preto
『白と黒のポートレイト』
by C. Buarque - T. Jobim

この道 懐かしい歩み
たどり着くところはない道
その秘密も色も 私は知る

この道 石ころさえ懐かしい
ここは孤独な場所
ここにとどまれば こんなにも辛いのに
君の魅力を前にして為す術はなし

この愛 ずっと否定し
すっと逃げて来た
それなのにまた
悩ましく戻り来る
 
悲しき昔の思い出
アルバムの写真
集め続ける我がいる

私は狂ったように
嫌がられることを知りながら
昔の愛を求める

新しき悲しみの日々 明るい月の夜
ああ愛しい人よ 
私の中にヴァースが文字があふれて
また君に 手紙を書く
「苦しめることは罪なり」 そう告げるため 

胸の中は想い出という 古い傷がいっぱい
君はその訳がわかるでしょう

新しいソナタ
モノクロームの写真を また集めはじめそうだ
自分を傷つけるだけと 分かっているのに